通夜・葬儀(告別式)について


通夜とは

 通夜は葬儀の前夜に行われる行事のことをいいます。「夜伽」などの別称があります。通夜の起源は複数の説があり、お釈迦様の入滅後、悲しんだお弟子たちが遺体を見守りながら、お釈迦様が生涯かけてお話された教えを通しおたがい聞き合ったという居士によるものだと言われています。

 今では通夜の際に本尊をと戒名を授与し、読経を行い遺族と親しい人が集まって故人を見守り、思い出を語る大切な場となっています。


葬儀とは

葬儀は「葬送儀式」の略語で、故人を安らか霊山浄土(釈尊の仏の世界)に送る厳粛な儀式です。「葬式」や「告別式」などの別称があります。

葬儀では「開棺」と呼ばれる儀式を行い「開棺文」を棺の前で授与します。そして「引導」と呼ばれる導師が故霊に対して人生の無常を説き、迷いの世界から悟りの世界に入る心構えを説いて霊山浄土へと導きます。そして読経を行います。


御逝去から通夜・葬儀までの流れ

もしも家族・親族が御逝去されましたら、葬儀社と本妙寺にご連絡をお願い致します。そのご連絡より、ご葬儀の日程調整、法号(戒名)などについて相談しながら葬儀に向けて進めていきます。

 

通夜・葬儀の日程

 通夜・葬儀の日程は御家族様や僧侶、葬儀社(火葬場や葬祭場)の予定を照らし合わせ調整をおこない決めます。東京都内は火葬場の予約が取りにくいことから、御逝去から葬儀まではお時間が大きく(1週間程)空く場合があります。

 

 ●法号(戒名)

 法号は一般的に戒名と呼ぶ事が多いですが、法華宗では法号と呼んでいます。本来は法華経を信仰し仏弟子になった者に、僧侶から与えられる名前です。現在では没後成仏し、仏になられるために、葬儀にあたって仏になられた時の名前として住職から授けられる事がほとんどです。一方、生前に法号を授与をする逆修法号(存修戒名)などがあります。本妙寺ではその方の人柄・趣味・職業を参考に住職が法号をおつけします。

逆修法号(存修戒名)を希望される場合は本妙寺までご相談ください。


==注意==

インターネット上の悪質な葬儀社のページに「本妙寺で葬儀をしたい場合、本妙寺へ直接電話しても葬儀を行うことができません。本妙寺へ葬儀をするには近くの葬儀社へ『本妙寺で葬儀をしたい』と依頼する必要があります」と記載をおこない誘導するものがあります。しかしそのような事実はございませんので誘導されないようご注意ください。このような悪質な誘導をおこなうページを見つけた場合には本妙寺までご連絡をいただけると幸いです。